フォルクスワーゲングループに属するチェコの自動車メーカー、シュコダは18日、オーストリアで開幕した「Wortherseeツアー」において、コンセプトカーの『Citigoラリー』を初公開した。
Wortherseeツアーは、今年で31回目。欧州最大規模のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベントだ。シュコダブースで視線を集めたのが、フォルクスワーゲンの新世代コンパクトカー、『up!』のシュコダ版、『Citigo』のラリーコンセプトである。
Citigoラリーは、Citigoの3ドア車がをベースに製作されたワンオフモデル。『ファビア』でラリーに参戦するシュコダが、そのイメージをCitigoの小型ボディに反映させたスタディモデルだ。
外観は、大きな開口部を備えたバンパー、ルーフ上のエアインテーク、大型ルーフスポイラー、ディフューザーなど、ラリーカーならではの迫力の演出。大きく拡幅されたフェンダーには、18インチサイズのタイヤ&ホイールが収まる。
インテリアは、ロールケージやバケットシートが装備されるスパルタンな空間。センターコンソールには、ラリーカーらしく各種スイッチが並ぶ。後席や快適装備を取り払うなど、軽量化も追求されている。
シュコダは、「多くのファンが、このコンセプトカーを市販して欲しいと思うのでは」とコメントしている。