日本自動車工業会が5月16日に発表した2011年度(2011年4月~2012年3月)の福祉車両販売台数は、東日本大震災の影響があったものの、生活必需品としての福祉車両の必要性が高まり、3万5685台、前年度比3.1%増となった。
福祉車両全体の販売台数が前年を上回ったのは2年連続。
車種別の販売状況は、普通・小型自動車では、同5.6%増の2万3090台と順調。「昇降シート車・回転シート車」「運転補助装置付車」とも前年度を下回ったものの、「車いす移動車」が初めて1万2000台を超え、全体でも前年度を上回った。
軽自動車は、同9.1%増の9491台、「車いす移動車」「昇降シート車・回転シート車」が好調だった。バスは、同23.2%減の3104台と落ち込んだ。バス全体の需要の落ち込みに伴って前年を下回った。