【トヨタ プリウスPHV 試乗】エンジンの安心感は精神衛生上良い…津々見友彦

試乗記 国産車
トヨタ・プリウスPHV
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アクセルを踏込むとEVの静かな走りだ。

フツーの『プリウス』なら加速を高めるとエンジンが掛かるのに高速道路の70km/h走行でもEV走行のまま、静かな走りに感激。

今回の試乗の目的地は16km先。目的地まで高速道路経由でもEV走行を持続して走れた。他のEVカ―と決定的に異なるのは“安心感”。電池が空になってもエンジンで走れると云う安心感は絶大。精神衛生上非常に良い。

丁度目的地に着いたあたりでエンジンが加わり、帰路はエンジン主体で走った。ハンドリングも良い。約70kgほどノーマルプリウスより重く重さ感がある挙動だが、逆に落ち着いた挙動に仕上げているのはさすがだ。したがって操縦性に不満はない。

ブレーキもぺダルタッチがナチュラルで好感が持てる。動力性能は0-400加速の雰囲気はスタート直後の加速も良く、16秒台でズバリ速い。乗り心地は固めだがギリギリ不満はない。33.5kmの走行テストでは鋭い加速も行ったが燃費は39.6km/リットルと驚く好成績。40km程度の使用では利用価値が高い。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本グランプリに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバー。現在はモータージャーナリストとして活躍。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブ・ドライビングスクールの講師も務める。趣味はハイスピードドライビング、モーターグライダー、パソコン。最近はデジカメと電気自転車に凝っている。

《津々見友彦》

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