住友ゴム工業が9日発表した2012年1〜3月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が同64.8%増の160億0100万円で、大幅増益となった。
国内向けでは、低燃費タイヤをはじめとする高付加価値商品が好調に推移。海外向けも中国や中近東、ロシアなどで順調に売上を伸ばした。この結果、売上高は同15.1%増の1669億4100万円となった。
収益面では、高付加価値商品による収益力の向上や生産性の改善により、経常利益は同60.6%増の169億7600万円、純利益は同138.1%増の101億0300万円となった。
通期業績見通しは上方修正。売上高は前回予想から50億円増の7100億円、営業利益は同10億円増の630億円、経常利益は同20億円増の580億円、純利益は同10億円増の310億円とした。