東洋ゴム工業が9日発表した2012年3月期通期連結決算は、売上高が前期比9.0%増の3205億6900万円、営業利益が同5.8%増の128億9300万円で、増収増益となった。
国内向けタイヤは震災の影響で販売量は減少したものの、新車向けは高付加価値商品が売上に貢献。海外では北米市場に投入した「PROXES 4 PLUS」が好調だった。
経常利益は同17.0%増の107億5400万円、最終利益は前期の5億2100万円から大幅増の67億0400万円となった。
今期の業績予想については、決算期変更の経過期間となるため、9か月間を対象とした。連結売上高は3040億円、営業利益は152億円、経常利益は125億円、最終利益は79億円となる見通し。