トーヨータイヤは、北海道常呂郡佐呂間町で開催された「2025サロマ大収穫祭」に協賛したと発表した。
同社の冬期タイヤテストコース敷地を会場として開放した。
今年で27回目を迎えるサロマ大収穫祭は、佐呂間町観光物産協会が主催する地域最大級のイベントだ。札幌、釧路、室蘭など道内各地から約1万人が来場し、道東地区でも有数の集客を誇る。
会場では、サロマ湖産の養殖ホタテやサロマ豚四軒団、サロマ黒牛の精肉、南瓜など町の特産品を扱うブースが終日賑わいを見せた。トーヨータイヤブースでは、同テストコースでの試験を経て開発された乗用車向けスタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ3(オブザーブ ギズ スリー)」などを紹介した。
佐呂間町は同じくテストコースを有する宮崎県都農町と経済交流都市協定を締結している。都農町も会場内に出張ブースを出展し、南国の特産品を積極的に紹介した。特設ステージでは有名アーティストによる楽曲演奏や大抽選会なども行われ、会場は終日活気に包まれた。
トーヨータイヤは佐呂間町をはじめ、事業活動を展開する各拠点所在地においてさまざまな地域活動に取り組むことにより、社会的役割を果たして企業市民として貢献している。
同社の冬期タイヤテストコースは1993年に開設された。北海道の中でも気温が低く、降雪が比較的少ない佐呂間町の気候は、各種冬用タイヤの実車走行テストに適している。敷地面積は約25万平方メートルで、圧雪路や全長150mにおよぶ巨大ドーム内に作成された氷盤路、約3800平方メートルの氷盤旋回路など、広大なスペースを活かした多彩な氷雪路を用意している。