ショーワが発表した2012年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比15.6%減の75億0700万円で減益となった。
売上高は同7.5%減の2158億8900万円だった。二輪車用部品は、アジアを中心に好調だったが、四輪車用部品は、東日本大震災やタイの洪水の影響による得意先の生産調整により減少した。
収益面では、生産体質の強化や費用削減などによる改善効果があったものの、売上変動・構成変化や労務費の増加などのため、経常利益は同9.1%減の73億3000万円となった。最終利益は投資有価証券売却益などによる特別利益を計上したことで、約10倍の25億4900万円となった。
今期の業績見通しは、売上高が同11.2%増の2400億円、営業利益が同59.9%増の120億円、経常利益が同84.2%増の135億円、最終利益が同115.8%増の55億円となる見通し。