トヨタ自動車が、欧州市場で発売しているコンパクトカー、『アイゴ』。同車の2012年型に、ユニークな名前の特別モデルが登場し、話題となっている。
このアイゴ、ネーミングは「タバスコ」。専用のボディカラーは、タバスコをイメージした「オレンジスパイス」で塗装された。また、ボディカラーにブラックとダークグレーを選択した場合でも、ドアミラーとドアハンドルはオレンジで仕上げられる。
インテリアは黒を基調にしながら、シートやメーター、ドアスピーカー、空調吹き出し口などにオレンジをあしらい、スパイシーな世界観を表現した。
アイゴは2005年3月、ジュネーブモーターショー05で発表。欧州Aセグメントに属する小型車で、トヨタの欧州における入門車に位置づけられる。開発はPSAプジョーシトロエンと共同で行われ、生産はトヨタとPSAの合弁会社、TPCAのチェコ工場が担当。プジョー版は『107』、シトロエン版は『C1』を名乗る。
搭載エンジンは、1.0リットルの直列3気筒ガソリン。欧州複合モード燃費は23.3km/リットル、CO2排出量は99g/kmと、高い環境性能を備えている。