フォルクスワーゲングループ傘下の高級車メーカー、アウディ。同社の北米での現地生産が、間もなく決断される可能性が出てきた。
これは13日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアがフォルクスワーゲングループの関係者から得た情報として、「フォルクスワーゲングループは18日、取締役会を開き、その席でアウディの北米現地生産に関する最終的な決定が行われる」と伝えたのだ。
アウディの北米現地生産の拠点として、有力候補と見られるのが、メキシコ。フォルクスワーゲングループは2011年5月、米国テネシー州のチャタヌーガ工場を稼働。北米専用セダン、『パサート』の生産を開始した。
しかしアウディは、メキシコの方が米国よりも生産コストが安い点、またテネシー州よりもメキシコの方が主要マーケットの米国西海岸に近い点を重視。メキシコでの現地生産構想を描いているもよう。生産車種については、SUVの『Q5』が有力だ。