ダイムラーは29日、ハンガリーに建設していたメルセデスベンツの新工場の開所式を行い、新型『Bクラス』の生産を開始した。
新工場は2008年夏、建設を決定していたもので、ダイムラーは8億ユーロ(約875億円)を投資。ハンガリー中央部のケチケメートに位置し、メルセデスベンツのコンパクトカーの生産拠点に位置づけられる。
ハンガリー工場では、まずは新型Bクラスを生産。同車は2011年9月、ドイツのラスタット工場で生産がスタート。現在、10万台以上のバックオーダーを抱える人気が続いており、ハンガリー工場が同車の生産を補完する役割を果たす。
新工場では2500名を雇用し、年内には3000名に増員する計画。ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、「ケチケメート工場の稼働により、メルセデスベンツはプレミアムコンパクトカーセグメントで、さらに攻勢を強めていく」と語っている。