GMのGMCブランドは4月4日、米国で開幕するニューヨークモーターショー12において、2013年モデルのGMC『テレーン』(TERRAIN)を初公開すると発表した。
テレーンは2009年4月、ニューヨークモーターショー09でデビュー。シボレー『エクイノックス』とメカニズムを共用する小型SUVだが、エクステリアは専用デザインとしている。
2013年モデルのハイライトが、「デナリ」(DENALI)グレードの設定。デナリは、GMCのSUV系車種に用意されるプレミアムグレードの呼称だ。フルサイズSUVで好評の高級グレードが、小型SUVにも拡大展開された。
外観はハニカムグリルやデュアルエグゾーストなどが特徴。グリルやサイドモールなどにはクロームのアクセントがあしらわれ、足元は18または19インチのアルミホイールで引き締められる。
室内は、マホガニーウッドをステアリングホイールやドアトリム、シフトレバーに使用。ジェットブラックと呼ばれるソフトタッチのレザーシートをはじめ、至れり尽くせりの装備が標準採用された。
エンジンは、エクイノックスと共通の直噴ガソリン。最大出力182ps、最大トルク24.1kgm を発生する2.4リットル直列4気筒は引き続き搭載。2013年モデルでは、3.0リットルV型6気筒ガソリン(最大出力264ps、最大トルク30.7kgm)を、3.6リットルに置き換えている。
この直噴3.6リットルユニットは、最大出力301ps、最大トルク37.6kgmを引き出す。GMによると、出力を大幅に高めながら、燃費は同等レベルを維持しているという。