3月16~18日に開催された“フェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿2012”において、フェラーリ『599XX EVO』の世界初の公開サーキット走行が行われた。
2011年12月に行われたボローニャモーターショーでお披露目されたエボリューションパッケージを搭載した599XX EVOは、車両電子制御システムと統合されたアクティブ・エアロダイナミック・パッケージ、そして、新型ピレリタイヤを採用することで、運動性能のさらなる向上が図られている。
特にアクティブ・エアロダイナミック・パッケージの採用は最大のトピックだと関係者は語る。アクティブ・リア・ウイングは、F1マシンのように2枚のフラップを備えており、車両速度や車体の状況に応じてフラップが電動で回転。フロントとリアのアクスル間のダウンフォースをコントロールするという。
エンジンに関しても、側方排気システムを採用することにより、750CVを達成。車両重量も35kg軽量化され、フィオラーノ(フェラーリのテストコース)では、1分15秒を記録した。