現在、フォルクスワーゲングループの傘下にあるドイツのスポーツカーメーカー、ポルシェ。ドイツのフォルクスワーゲンの工場において、ポルシェ車が生産される可能性が出てきた。
これは15日、米国の自動車メディア、『WARDS AUTO』が報じたもの。同メディアが独自ソースから得た情報として、「フォルクスワーゲンのオズナブリュック工場で今秋から、新型ポルシェ『ボクスター』の生産が開始される」と伝えたのだ。
フォルクスワーゲンは2009年、ドイツ北西部のオズナブリュック工場を経営破綻した旧カルマンから買収。2011年3月から、新型『ゴルフ・カブリオレ』を生産している。
同工場でポルシェ・ボクスターを生産するとしたら、その狙いは何か。同メディアによると、ポルシェの主力工場であるドイツ・ツッフェンハウゼン工場は、世界的な販売好調でフル稼働状態にあり、その負担を軽減する目的で、フォルクスワーゲンのオズナブリュック工場にボクスターの生産を移管するのだという。
同メディアは、「オズナブリュック工場では新型ボクスターのパイロット生産を今秋からスタート」とレポート。オズナブリュック工場の生産クオリティを確認しながら、最終的な生産ボリュームを決定すると見られている。