米国IIHS(道路安全保険協会)は14日、三菱『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)を、「2012トップセーフティピック」に認定した。
IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで実施。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。
またIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも行う。そして、総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に指定。安全性能を重視して車を選ぶ消費者の一助としている。
RVRのテスト結果は、前面衝突ではダミー人形の右足への傷害レベルがACCEPTABLE(良)。しかし、それ以外の頭、首、胸、左足へのダメージは最小限で、GOOD(優)評価と認められた。
側面衝突では、運転席/後席ともに、ダミー人形の頭、首、胸、脚へのダメージが少なく、 GOOD(優)評価。ボディの安全構造に関しては、前面衝突がGOOD(優)、側面衝突がACCEPTABLE(良)と、評価が分かれる。
また、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストは、GOOD(優)。その結果、RVRは総合評価が最高のGOOD(優)となり、2012トップセーフティピックに輝いた。
三菱モーターノースアメリカは、「2012トップセーフティピックの認定は、『ランサー』(日本名:『ギャランフォルティス』)に続くもの」と説明している。