東京商工リサーチが8日公表した「第4四半期想定為替レート」調査によると、東証1部、2部に上場するメーカー65社の2012年1月以降の想定為替レートで、対ドル相場では、1ドル75円と77円に想定した企業がそれぞれ24社で最も多かった。
次に76円が8社、80円が5社、78円が4社。期初と第4四半期の想定為替レートを比較すると、想定レートを80円から75円に変更した企業が17社で最も多かった。
一方、対ユーロ相場では、1ユーロ=100円に想定した企業が42社で75%を占めた。次に105円が4社と続き、最安値は105円だった。期初と第4四半期の想定為替レートを比較すると、想定レートを115円から100円に変更した企業が15社で最も多かった。
同調査は、東京証券取引所1部、2部に上場する主な電気機器、自動車関連、機械、精密機械メーカー(3月本決算企業)のうち、2012年3月期決算の業績見通しで2012年1月以降の第4四半期想定為替レートが判明した65社を抽出した。