日立製作所は21日、人間共生ロボット『EMIEW2』に、人がある物の場所を尋ねると、その場所にスムーズに人を案内する探索・案内機能を新たに搭載したと発表した。
日立が2007年に開発した人間共生ロボット EMIEW2 は、オフィスや公共施設での案内サービスを目的として、人の早足とほぼ同じ6km/hで2輪の自律走行を行う小型・軽量のロボット。
今回、オフィスや公共施設での、よりスムーズな案内サービスを実現するために、新たに探索・案内機能を開発した。
同機能は、EMIEW2に、探して欲しい物の名前を尋ねると、ウェブ上のデータをもとに作成したデータベースから自律的に物を識別。屋内に設置した複数台のネットワークカメラが撮影した画像から、物がある場所を探し出し、その場所まで狭い通路や曲がり角でも速度を落とさずスムーズに人を案内することができる。