東京海上ホールディングスは31日、インドで生命保険の通信販売事業を始めると発表した。日本でインターネットや電話による保険の販売委託を手がけるファイナンシャル・エージェンシーと提携し、今春にもインドにコールセンターを設置する。
インドにある東京海上のグループ企業のエーデルワイス・トウキョウ・ライフ・インシュアランスとファイナンシャル・エージェンシーが共同でコールセンターを運営し、中間所得層や富裕層向けに学資保険や養老保険、定期保険などを販売する。
コールセンターは当初、約20人のオペレーターで業務を開始し、1年後には100人体制に拡大する。5年後をめどに新規契約数10万件、保険料20億ルピー(約30億円)を目指すとしている。
東京海上HDは2011年7月に開業したエーデルワイス・トウキョウ・ライフを通じてインドで生命保険事業を行っている。今回新たな販売チャンネルとしてテレマーケティングを導入することで、インド保険市場での更なる収益の拡大を図る。