堤防道路から転落、同乗者に身代わり出頭依頼の少年逮捕

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26日午後8時30分ごろ、岐阜県笠松町内の県道(堤防道路)を走行していた乗用車が路外に逸脱。約10m下の河川敷に転落する事故が起きた。同乗者1人が死亡。当初は19歳少女が運転していたとされたが、身代わりが判明。警察は19歳の少年を逮捕している。

岐阜県警・岐阜羽島署によると、現場は笠松町長池付近で片側1車線の緩やかなカーブが連続する区間。クルマは何らかの原因で路外に逸脱。約30mに渡って斜行しながら、約10m下の河川敷に転落した。

クルマは中破。後部座席に同乗していた19歳の男性が車外に投げ出され、全身強打が原因でまもなく死亡。前席に乗っていた19歳少女と、19歳少年も打撲などの軽傷を負った。

現場では少女が運転者と申告したため、自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いていたが、後に「少年から身代わりになるように頼まれた」と供述。少年から事情を聞いたところ、無免許運転を隠蔽するために身代わりを依頼していたことを認めたため、28日に自動車運転過失致死傷と道路交通法違反(無免許運転)容疑で逮捕した。

警察では少女についても犯人隠避容疑で、引き続き事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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