ルノー・ジャポン、2011年は前年比120.9%と好調

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ルノー・ジャポン大極司COOは26日、マイナーチェンジしたSUV『コレオス』の発表会で、2011年を振り返り、前年比120.9%、3066台の販売台数を記録したと述べた。

「震災の影響で、日本車の供給が滞ったことから輸入車に流れたのではという話もあるが、私はそうは思わない」とし、3年間にわたって展開してきた“FTS戦略”(ブランドキーワードであるフレンチタッチ、トレンディ、スポーツ)が着実に実を結んだ結果だと話す。

昨年は、ニューモデルとして『メガーヌ』と『ウインド』を、限定車は『カングークルール』など4種類を積極的に導入した。大極COOは「特に限定車はFTS戦略に基づいた非常に特徴のあるディスティンクティブなモデルを念頭に導入しています。こうした非常に面白いクルマで、カーライフを楽しんでもらうというコンセプトがユーザーにも好評で、どのモデルも非常に短期間で完売しました」という。

また、ユーザーやファン向けのイベントや、“ルノーハッピープロジェクト”と称し、ユーザーに様々なライフスタイルでルノー車を楽しんでもらう機会も提供した。「こうしたイベントはオーナー同士の交流の場であると同時に、ユーザーの声を直接聞くことが出来る大事な機会」だとし、自身も全てのイベントに出席した。「こういうと大変だと思われるかもしれないが、実は自分でも楽しんでいる」と笑う。「我々もイベントと称してユーザーと一緒にクルマで遊んでいるようなもの。非常に楽しいカーライフを一緒に楽しみながら、ユーザーにも提供していきたいと考えているのです」(大極COO)。

そして、「これらは全てFTS戦略に沿ったもので、そのひとつひとつの活動の積み重ねの結果が今回の数字に表わされているのです」とした。

2012年もこの方針に変更はなく、「ブランドイメージの浸透と認知の向上が我々の最重要課題だと思っている。引き続きFTS戦略に沿って事業を進めていきます」とする。

最後に、今後導入が決まっているモデルとして、「ルーテシアの新しいバリエーションであるナイトアンドデイ(2月下旬に発売予定)。ウインドゴルディーニ(3月上旬)。カングーイマージュ(3月下旬)。その後4月以降もいろいろ楽しいFTS戦略に合った非常にディスティンクティブなクルマを導入していく予定です。期待してください」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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