日産自動車は25日、最大20億ドル(約1560億円)を投資し、メキシコのアグアスカリエンテス州に新工場を建設すると発表した。
今回の新工場建設は、北米、南米での販売台数を増やすのが狙い。新工場は日産のメキシコ第3の生産拠点となり、2013年後半に稼働予定。生産能力は年間17万5000台を想定する。
新工場は既存のアグアスカリエンテス工場の近くに建設され、日産のBプラットホームを使ったコンパクトカーを生産する予定。メキシコだけでなく、米国での販売も計画している。
日産自動車のカルロス・ゴーンCEOは、「メキシコは日産の南北アメリカ大陸における成長にとって中核的な拠点。ブラジル新工場とともに、現地でのシェア拡大に重要な役割を果たす」と語っている。