フランスの自動車サプライヤー、ヴァレオは1月17日、ドライバーが車載情報端末から携帯電話のアプリにアクセスしたり、逆にオーディオやナビなどの車載機能をスマートフォンから操作できる技術を開発中であると発表した。
ヴァレオはノキアQtフレームワークを使って、自動車とスマートフォンのインターフェースを設計。ノキアが設立メンバーとなっているカー・コネクティビティ・コンソーシアム(CCC)によって開発された「MirrorLink」規格を使うことで、車載端末から携帯電話の機能にアクセスする。
ユーザーは、通話、ナビ、オーディオ、インターネットラジオ、天気予報、交通情報など携帯電話に内蔵されているアプリを、車載端末とオーディオシステムを活用して利用できるようになるという。
ヴァレオは今回、電話を使った車載情報端末の技術開発を世界規模で促進する組織であるCCCのコアメンバーになったことも公表している。これにより、スマートフォンと車載端末を安全かつシームレスにつなぎ、簡単に楽しく使える技術の開発を加速できるとアナウンスしている。