ブリヂストンから2012年1月11日に発表された「ECOPIA」シリーズの新商品、『PZ-X』『PZ-XC』『PRV』には3つの特長がある。
ひとつは、全95サイズ中33サイズで燃費性能の最良グレード「AAA」を実現したこと。ふたつめは、従来品「Playz」シリーズで生まれた“ラク”タイヤ技術を融合したこと。最後は、セダン/クーペ、軽自動車/コンパクトカー、ミニバンという3つの車種群にあわせた専用設計を導入したこととなる。
最も注目のポイントは優れた燃費性能と“ラク”タイヤPlayzの技術とを融合させたところにある。「『すっごい低燃費』と『すっごい運転ラク!』をあわせた『Wですごい、低燃費。』というキャッチコピーです」とタイヤ開発第2本部長・牛窪寿夫氏は説明する。
「低燃費を実現するためにコンパウドを大きく進化させまして、新ECOPIAコンパウンドとしました。また“ラク”ドライブについては、Playzの非対称“ラク”パターンを採用しています。形状においては、ECOPIAのエコ形状とPlayzの非対称“ラク”パターンとを合体させています。そのふたつの技術が相乗効果を発揮しています」と牛窪氏。
こうした技術により、燃費性能向上に貢献する転がり抵抗では、旧Playzを100としたとき、新製品は63もの低い数字を実現している。また、非対称形状によるラク性能によって、段差や横風などの外乱に強い走りを得ているという。