富士重工業は、1月6日にスバル汎用エンジン「EXシリーズ」の累計生産台数が300万台を達成したと発表した。
2001年12月からEXエンジンの生産を開始して以来、10年1カ月での達成となった。126cc(4.3HP)~404cc(14HP)まで7機種を揃えるEXエンジンは、スバルレガシィ用エンジンのノウハウを応用したチェーン駆動オーバーヘッドカム(OHC)を採用し、高剛性エンジンブロックや、効率の良い潤滑・冷却システムにより、高い耐久性を実現した。
また、燃焼室や吸気ポートの最適化により燃焼効率・吸気効率を向上し、排気ガスのクリーン化と低燃費化を図り、高出力と環境性能を両立した。過酷な使用環境で使われる建設機械のほか、発電機や高圧洗浄機など一般向けの製品にも数多く搭載されている。
累計生産300万台達成を受け、1月10日にEXエンジンを生産する同社の産業機器カンパニー埼玉製作所(埼玉県北本市)で記念式典を開催した。