三菱電機は、車両用後方確認カメラシステム「カービジョン」シリーズの新製品として高輝度・広視野角のワイド液晶を採用し、複数映像入力や高い耐振性により幅広い用途・車種に設置できる6.1型LCDカラーモニター『CM-6000』を12月22日から発売すると発表した。
新製品は、高輝度・広視野角のワイド液晶パネルの採用で、従来機種『CM-5200』と比べて1.4倍となる500cd/m2の高輝度で外光の眩しい昼間でもくっきり表示する。左右75度の広視野角によりバック走行など運転姿勢や視線が変わっても画面をはっきり確認できる。同社の「カービジョン」シリーズの広角カメラ『C-5000』などと組合せて車両周辺の視界確保に役立つ。
カメラを3台まで接続できるため、これらを切り替えて表示することで後方確認に加え、左折巻き込み防止や車内・庫内の状況確認用途にも対応する。左折時にウインカーと連動してカメラ映像を自動で切り替え、左折巻き込み防止を支援する。バックギアと連動して障害物までの距離マークを自動表示する。
長寿命LEDバックライトを採用し、従来製品と比べて2.5倍となる5万時間の長寿命を実現した。自動車部品の振動試験基準にも適合し、建設現場など振動の激しい悪路を走行する建設車両や特殊車両にも対応している。
価格は4万8000円で、年間5000台の販売を計画している。