東京商工リサーチが発表した11月の全国企業倒産状況によると倒産件数は前年同月比3.2%増の1095件で、4か月ぶりに前年同月を上回った。
負債総額は同31.4%減の1876億7500万で、11月としては22年ぶりの2000億円割れとなった。
法的倒産件数の構成比は過去最高の83.2%となった。従業員数別では5人未満の構成比が過去20年間で最高の71.6%となった。
「円高」関連倒産は今年最多の10件発生した。「中小企業金融円滑化法」に基づく返済猶予利用後の倒産は14件発した。
東日本大震災が影響した「震災関連」倒産は48件で、2か月連続で50件を下回った。
地区別では震災の直接の被災地である東北は11か月連続で前年同月を下回った。中小企業倒産は同2.9%増の1088件となった。