10月末、中国企業2社に買収されることで基本合意に達したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。同社が新たなパートナーと、出資を巡って交渉していることが分かった。
これは5日、サーブの親会社、スウェディッシュオートモビルが公表したもの。同社が中国の出資パートナー、ヤングマン(浙江青年蓮花汽車集団)とともに、中国内の銀行と出資交渉を行っていることを明らかにしたのだ。
10月28日、サーブは中国出資パートナー、パンダオートモビルトレード(厖大汽貿集団)とヤングマンの2社が買収することで合意。しかし、この合意からパンダオートモビルトレードが抜け、代わりに中国の銀行がサーブの買収に加わるとの一部報道もある。
スウェディッシュオートモビルは、「サーブ従業員の11月分の賃金支払いや今後の再生計画について、中国の銀行と協議中」と説明している。