ホンダは28日、 タイの洪水被害による影響について、日本の四輪車生産拠点の鈴鹿製作所と埼玉製作所で、12月5日より通常レベルの生産を再開すると発表した。
同拠点では、タイからの部品供給の制約により、11月7日から生産調整を実施していたが、部品供給に一定のめどが立ったことから通常生産を再開する。
また、米国とカナダにある6か所の四輪車生産拠点においても、同じくタイからの部品供給の制約により11月2日から生産調整を実施していたが、部品供給に一定のめどが立ったことから、12月1日から通常レベルで生産を行う。
日本、北米の1月以降の生産計画については、部品供給の状況を見ながら判断するとしている。
一方、タイの四輪車生産拠点では、工場施設内の排水作業が完了し、28日より清掃など復旧作業を開始した。生産再開の見通しについては、工場の被害状況の確認とともに、引き続き精査を行うとしている。