スズキ原山副社長、VW保有株の返還で仲裁申し立て

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スズキの原山保人副社長は18日、東京で記者会見し、独VW(フォルクスワーゲン)が保有する同社株を処分しない場合、第三国の仲裁機関に返還を求める仲裁を申し立てる方針を明らかにした。

スズキは現在、VWが保有株をスズキに売却するなど「処分する意思があるかどうか確認中」(原山副社長)という。VWが処分を拒否すれば、仲裁手続きに入ることになる。

仲裁は日独以外の国の機関に申し立てる。原山副社長によると仲裁は「1年半とか2年かかる可能性もある」という。この間、VWは19.9%出資するスズキ株を保有し続けることになる。

一方でスズキは、両社が提携を解除した後も、VWはスズキとの合意なしに同社株の買い増しや処分はできないとの認識を示している。

《池原照雄》

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