東芝は17日、同社の二次電池「SCiB」が、ホンダの電気自動車『フィットEV』に搭載される電池として採用されたと発表した。
SCiBは、車載用に適した二次電池。負極に独自の材料を採用することで、優れた急速充電性能、長寿命性能を発揮する。また気温-30度などの過酷な使用条件下でも短絡や劣化の原因となるリチウム金属が析出しにくく、気温40度以上でも電池の劣化が少ないという特長を持ち、幅広い環境下での急速充電と放電を可能としている。
東芝は今回の受注を機に、電気自動車向けSCiB事業の取り組みを加速させるとともに、スマートグリッドなどで利用される電力貯蔵向けなど新たな市場での事業を拡大していく。