メルセデス・ベンツ日本は14日、『Eクラス』(セダン/ステーションワゴン)に最新の予防安全システム「レーダーセーフティパッケージ」を設定して発売した。
レーダーセーフティパッケージ装着車では、レーダー波を用いて前方や側方の車両など障害物を検知し、自動的にブレーキを作動させ衝突の危険性を低減するシステムを備える。天候や昼夜の影響を受けにくい24GHz帯超広帯域レーダーを日本で初めて採用した。
レーダーセーフティパッケージは、前方衝突の危険性を検知すると、ドライバーのブレーキ操作をサポートする「BAS(ブレーキ・アシスト・システム)プラス」および「PRE-SAFEブレーキ」のほか、「ディストロニック・プラス」、「アクティブブラインドスポットアシスト」、「アクティブレーンキーピングアシスト」などの機能によって構成。
ディストロニック・プラスは、クルーズコントロール使用時に、前方の車両を監視して、車間や速度を適切に保持するとともに、先行車が停止した場合や渋滞路では、時速0km/hまで減速する渋滞追従機能を備える。
アクティブブラインドスポットアシストは、車線変更時などに車両の斜め後方の死角エリアをモニタリングし、衝突の危険が迫ると各輪独立の自動ブレーキ介入によりコースを修正する。
アクティブレーンキーピングアシストは、カメラによって自車が車線から外れていることを検知すると、ステアリングを微振動させてドライバーに警告するとともに、各輪独立にブレーキを自動制御し車線逸脱を回避する。
レーダーセーフティパッケージは、セダン/ステーションワゴン共に「E 350 BlueEFFICIENCY」、「E 550 BlueEFFICIENCY」に標準装備。そのほか、全てのEクラスにオプションとして19万円の価格設定とした。