いすゞ自動車は8日、インドネシアでの工場新設などを盛り込んだ2014年3月までの中期経営計画を発表した。同日会見したいすゞの細井行社長は「もともとインドネシアは三菱ふそうと日野自動車の牙城だったが、いすゞもCV(商用車)の拠点をつくる決定をした」と述べた。
会見で細井社長はインドネシアを新興国向け商用車の拠点にすると表明。日本を先進国向け商用車拠点、タイを小型ピックアップトラック系の拠点、これにインドネシアを加えたグローバル3極体制に移行する構想を示した。
インドネシアの新工場の生産能力や稼働開始時期は明らかにしなかったが「開発のリソーセスもかなり入れていくことも決めている」ことも明らかにした。
中期経営計画では最終年度となる2014年3月期の収益目標として売上高1兆8500億円、営業利益1300億円、営業利益率7.0%を掲げている。また今年度から3年間で研究開発費として1850億円、設備投資2000億円をそれぞれ計画している。