スズキは7日、2012年3月期の第2四半期累計決算を発表した。東日本大震災の影響やインドの4輪車販売減などにより、売上高は前年同期比7%の減収、営業利益は同6%減の647億円となった。
法人税などの負担減により純利益は320億円(5%増)と増益を確保した。従来予想に対し、営業利益は247億円、純利益は20億円上回った。
上期業績が高水準だったものの、通期予想は「タイの洪水の影響が不透明」(鈴木俊宏副社長)などにより、据え置いた。下期の為替レートは1ドル75円、1ユーロ105円と、ともに5円幅の円高に見直した。営業利益は1100億円(前期比3%増)、純利益は500億円(11%増)の予想。4輪の世界販売は3%増の272万台を計画している。