世界有数の電池メーカーとして知られる中国のBYD。その傘下の自動車メーカー、BYDオート(比亜迪汽車)は1日、2011年第3四半期(7〜9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は前年同期比11%増の117億9000万元(約1450億円)。純利益は7737万元(約9億5000万円)で、前年同期に対して約6倍もの増益となった。
同社の純利益は、2011年第1四半期(1〜3月)が前年同期比84.4%減、第2四半期(4〜6月)が98.8%減と大幅マイナスを記録。第3四半期は、大幅な減益傾向に歯止めをかけた形だ。
大幅増益の要因が、新車販売の回復。同社の2011年上半期(1〜6月)新車販売は、前年同期比23.4%減の22万0131台と落ち込んだ。しかし第3四半期は、9.1%増の9万4000台と回復を見せている。