日本自動車工業会の志賀俊之会長は20日の記者会見で、タイの水害により日本メーカーの自動車生産が全面停止したことの感想を求められ「東日本大震災に続く試練」と語った。
生産再開の見通しは現時点ではついていないものの、東日本大震災の経験を踏まえ、「各社は当時と同等レベルの対応を進めている。今回も日本メーカーの(復旧への)底力が発揮されるものと見ている」と述べた。
さらに、「(在庫を抑制した)リーンなサプライチェーンと大震災後に構築しているリスクマネジメントは、日本メーカーのこれからの強みになっていくだろう」との期待を表明した。