英国の高級車メーカーで、現在はフォルクスワーゲングループ傘下のベントレー。同社がルマン24時間耐久レースの最高峰、LMP1クラスへ2014年にも復帰する可能性が出てきた。
これは9月28日、英国の自動車メディア、『AUTOCAR』が報じたもの。同メディアの取材に応じたベントレーのヴォルフガング・ドゥルハイマーCEOは、将来のモータースポーツ活動に関しての質問に、「ベントレーのブランドイメージを高めるためには、ルマン24時間レースのLMP1クラスは、魅力的なカテゴリーだ」と答えたという。
ベントレーは2003年、「スピード8」でルマン24時間レースに参戦し、実に73年ぶりという総合優勝を達成。しかしこれ以降、ルマンにワークス体制で出走していない。
ところで、ベントレーが属するフォルクスワーゲングループには、アウディがあり、2011年のルマン24時間で2連覇を達成。また、同じくフォルクスワーゲングループのポルシェも、2014年からのルマンLMP1クラスへの復帰を決めている。
同じフォルクスワーゲングループ内の3社による争いになる点について、ドゥルハイマーCEOは、「ベントレーはこれまでにも、さまざまなモータースポーツでアウディやポルシェと戦ってきた」と、語ったとのことだ。
同メディアは、「2012年夏にも、ベントレーはルマン復帰を正式発表するのでは」とレポート。2014年からの参戦が見込まれている。