国土交通省は30日、2012年度予算概算要求をまとめ、財務省に提出した。
一般会計の総額は前年度予算比2%増の5兆1061億円、東日本大震災からの復旧・復興対策経費として1兆1098億円を要求する。
東日本大震災からの復興では、復興道路・復興支援道路を緊急整備するため1088億円を要求。三陸沿岸道路などの太平洋沿岸軸、沿岸部と東北道を結ぶ横断軸の強化について、整備スケジュールを明確にしたうえで、防災面の効果を適切に評価しつつ、重点的に整備する。
三陸沿岸地域の1日も早い復興を図るためのリーディングプロジェクトで、早期整備をめざす。また、津波により壊滅的な被害を受けた地域で、復興計画に位置づけられた市街地整備に伴う道路整備や、高速道路インターチェンジへのアクセス道路などの整備を推進する。
道路関係予算(国費)は、前年度予算比2%増の1兆3723億円を要求する。