会社更生手続きの申請が、スウェーデンの地方裁判所に却下されたサーブオートモビル(以下、サーブ)。同社が再び行った申請が、上級裁判所に承認された。
これは21日、サーブの親会社のスウェディッシュオートモビルが公表したもの。同社の発表によると、スウェーデン・ヨーテボリ(イエテボリ)の上級裁判所が、サーブが12日に行った会社更生手続きの申請を承認したという。
サーブは7日、スウェーデンのベーネルスボリ地方裁判所に会社更生手続きを申請。しかし同裁判所は、サーブの資金調達計画が不十分なことを主な理由として、この申請を却下していた。
今回の裁判所の決定を受けて、スウェディッシュオートモビルは、「労働組合のIFメタル、Unionen、Ledarnaから出されたサーブの破産申請の取り消しを求めていく」と説明している。