フォルクスワーゲングループは16日、2016年までの5年間に、総額およそ624億ユーロ(約6兆5600億円)の投資を行うと発表した。
今回の投資は、環境に配慮した新型車の開発や、それに関連した工場の生産設備の改良が狙い。新型車に関する投資としては、フォルクスワーゲングループで過去最大規模となる。
全体の約66%に当たる327億ユーロ(約3兆4400億円)は、工場へ投資。フォルクスワーゲンはグループ全体でさらなる車種ラインナップの拡大を計画しており、これに対応して、次世代環境エンジンの生産体制を整える。
フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン会長は、「今回の投資は、(2018年までに)世界ナンバーワンの自動車メーカーになるという目的を達成するために行うもの」と語っている。