衝突事故を起こしたクルマ、弾みで線路内へ転落

自動車 社会 社会

6日午後2時10分ごろ、千葉県我孫子市内の国道356号を走行していたRVが対向車と衝突。弾みでガードレールを突き破り、道路に隣接するJR常磐線の線路内へ転落する事故が起きた。列車との衝突は免れたが、ダイヤが大幅に乱れた。

千葉県警・我孫子署によると、現場は我孫子市我孫子2丁目付近で片側1車線の緩やかなカーブ。RVはハンドル操作を誤って道路左側のガードレールに衝突。弾みで対向車線側へ逸脱して対向の乗用車と接触。さらに金網フェンスを突き破り、道路に隣接するJR常磐線の線路上へ転落した。

事故から3分後に現場へ接近した常磐緩行線下り列車の運転士が線路内で立ち往生しているクルマに気づき、非常ブレーキを掛けて停止するとともに、周辺の別列車に異常を知らせる警報ボタンを扱ったことから、その後に通過する予定だった全列車が現場付近で停止。幸いにも列車との衝突は免れた。

クルマは中破したが、運転していた同市内に在住する78歳の女性にケガはなかった。常磐線の運行は上野~勝田駅間で快速線が、綾瀬~我孫子駅間で緩行線が約3時間に渡ってストップ。上下12本の列車が運休し、同69本に最大3時間の遅れが発生し、約3万6000人の足に影響が出た。

警察では女性から事情を聞き、事故発生の詳しい経緯を調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集