ルノー・ジャポンは6日、新たなコミュニケーションプロジェクトとして“RENAULT Happy Project”を発足させることを発表した。
同社大極COOはそのキーワードとして“Happy”という単語を挙げる。「Happyというのは喜びや楽しさ。しかし、その価値観は様々です。ある人はその趣味や行動をHappyと感じるが、別の人はそうは感じないかもしれない。それが、人それぞれのHappyだと思うのです。そういったHappyを我々はサポートしていきたい」。これがこのプロジェクトの根幹だ。
具体的には、3つの方策を取る。まずひとつは、「ソーシャルメディアとして、ツイッター、フェイスブック、オフィシャルブログ、オフィシャルYou Tubeサイトなどを利用し、様々なユーザーとのコミュニケーションを増やすことで、それぞれのHappyを分かち合いたいと思います」。
次に、現在ルノー・ジャポンが多く手掛けるカスタマーイベントの強化が挙げられた。7月に行ったカングー・ジャンボリー(全体で320台、カングーは250台集まったという)では、犬をカングーに乗せての来場が非常に多くあったという。「犬は本来集団生活の動物なので、1匹だけ残されて家族は外出というのは理解できない。出かけるときは家族と一緒。カングーはそれに最適なクルマではないかと思うのです。そこで、犬と一緒のイベントを今後もやっていきたいと考えています」(大極COO)。
最後は、提案型のものである。インフルエンサーと呼ばれる人々とルノー・ジャポンがチームを組むのだ。「そのチーム名はプロデューサーズ。このチームでこれからのHappyの形、何か面白いことはないか、このクルマでどうやったら楽しめるだろうというような提案を作っていくものです」。そして、その提案に共感してくれる人たちに実践してもらい、それがHappyであれば、他の人に伝え拡散していく。「そういう形でHappyをどんどん広めていきたいと思います」と語った。