日本損害保険協会は東日本大震災関連で支払われた地震保険金の総額が8月31日時点で、1兆1343億円になったと発表した。
支払件数は67万3755件。前回実績を公表した8月17日時点と比べると支払額が1.1%、支払件数は1.9%それぞれ増えた。
都道県別の支払額では宮城県が5328億円(支払件数24万4698件)と最も多く、全体の47.0%を占めている。次いで福島県の1466億円(同7万1640件)、茨城県の1442億円(同9万7407件)の順となっている。
31日時点の地震保険に関する調査依頼や契約内容などの問い合わせ受付件数は78万7927件。このうち実際に保険金を支払ったものや、調査しても支払に至らなかったケース、問い合わせが解決したものなどを合わせた調査完了件数は76万8369件となり、97.5%が対応を終えたことになる。