日本損害保険協会は東日本大震災関連で支払った地震保険金の総額が3日時点で、1兆1057億円に達したと発表した。
支払件数は64万4949件。前回に実績を公表した7月28日時点との比較では支払額が0.8%、支払件数は1.3%それぞれ増えた。
地区別の支払額では宮城県が5228億円(支払件数23万8207件)と最も多く、全体の47.3%を占めた。これに福島県の1431億円(同6万9503件)、茨城県の1410億円(同9万4118件)が続く。
3日時点の地震保険に関する調査依頼や契約内容などの問い合わせ受付件数は76万3082件。このうち実際に保険金を支払ったもの、調査しても支払に至らなかったケースや、問い合わせが解決したものなどを合わせた調査完了件数は73万6439件となり、96.5%が対応を終えたことになる。