トヨタ自動車は、2012年の生産計画を過去最高となる890万台程度にすることを決めた。主要納入先に明らかにした。
トヨタは2日、2011年の連結でのグローバル生産計画について前回予想よりも35万台増となる804万台に修正した。前年比では6%減となる。東日本大震災の影響で、減産しているが、想定していたよりも生産の回復が前倒しされる見通しとなったため。
2012年は2011年のマイナス分をカバーするため、フル生産するのに加え、海外で生産能力を増強、過去最高の生産台数を目指す。
同社のこれまでの暦年ベースの過去最高は2007年の853万台だった。
890万台のうち、国内生産は340万台程度、海外生産が550万台程度と見られる。インドや中国など、自動車需要が伸びている新興市場で生産能力を増強する。