日産田川執行役員、円高「輸入部品の採用や車両の輸入などで対応

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日産田川執行役員
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日産自動車の田川丈二執行役員は27日、2011年度第1四半期決算の会見で、「円高による550億円のマイナス要因がなければ、2割以上の営業増益になる。為替によって、減益に追い込まれたことは残念でならない」と述べた。

1ドル=70円台の為替相場には非常に頭を悩ましており、「輸入部品の採用、車両の輸入、現地生産の促進、さらなる原価低減とありとあらゆる対応をしている」と田川執行役員。しかし、現在の為替水準は異常で、「個別企業の努力では克服できる状況ではなくなってきている」と強調した。

田川執行役員は国内生産に関して、年間100万台体制を維持することを改めて表明したが、今のような円高が続くと、最終的には国内の雇用に影響すると危惧していた。

《山田清志》

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