日産車体が発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比85.3%減の8億4200万円で、大幅な減益となった。売上高は同25.7%減の856億3100万円で、こちらも減収となった。
東日本大震災によるサプライチェーンの寸断で部品が不足。これによって日産の受託生産車が減少したことによる。売上げ台数は『セレナ』や『ピックアップ』の減少で、同35.8%減の3万8365台だった。
経常利益は同87.0%減の7億2700万円と大幅減益となった。当期損期は震災に伴う特別損失13億円を計上したほか、資産除却債務会計基準適用に伴う影響額17億円の特別損失計上で6億4700万円の赤字となった。
通期業績見通しは修正した。売上高は4490億円と据え置いたが、営業利益は前回予想より13億円増の74億円となる見通し。経常利益も13億円増の70億円に上方修正した。
最終利益は16億円で据え置いた。