迷走を続けるスウェーデンの名門自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。同社が再び、従業員に対する賃金の支払いが困難になったことが判明した。
これは26日、サーブの親会社、スウェディッシュオートモビル(旧スパイカーカーズ)が明らかにしたもの。同社の声明によると、工場で生産に携わる従業員以外の、いわゆるホワイトカラーに対して、次回の賃金支払いが遅れる見通しを伝えたという。
同社は賃金支払いが遅れる理由として、複数の投資家からの資金が、まだ払い込まれていないことを挙げている。
サーブは、「今後も短期的な運転資金獲得を目指して、あらゆる関係者と交渉を続ける」と説明している。