日野自動車の川崎(※)卓夫常務執行役員は26日、都内で開いた決算会見で、今後数年間、高水準の設備投資が続くとの見通しを示した。
日野は同日、2012年3月期の設備投資として前期比倍増の300億円を計画していることを公表した。減価償却費に対しては130億円上回る水準になる。日野が減価償却費を上回る設備投資を行うのは2007年3月期以来となる。
川崎常務は会見で「リーマンショック後、投資は控えめに抑えてきたが、これからは生産増に対応して設備能力をあげていかなくてはいけない。今後数年は国内海外とも色んな施策を打っていくのでお金を使って積極的に台数、利益を伸ばしていく」と述べた。
※川崎の崎は、正確には旁の上が「立」。