大畠章宏国土交通相は22日の閣議後会見で、東北地方の復興関連道路として、三陸縦貫道のほか、横断道3路線についても整備を促進していく方針を明らかにした。
(1)東北中央自動車道(2)東北横断道釜石秋田線(3)宮古盛岡横断道路の3路線で、道路が通る概ねの範囲を公表し、8月中旬を目途に地域の意見も聞きながら概ねのルートとインターチェンジの位置を提示し、8月中にルートを確定する。
整備期間について問われた大畠国交相は、「ぜひ10年以内に完成させたい。とくに福島と相馬を結ぶ道路はすでに部分的に着工している。原発事故で寸断されている箇所を経済的に結びつけるためにも、できるだけ前倒しで完成をめざしたい」と述べた。
また、3路線の調査費を第3次補正予算に計上する考えも明らかにした。