日野自動車は、中型バス、『メルファ』を改良し、ポスト新長期排出ガス規制に適合させて7月19日から発売開始した。
J07E型エンジン(排気量6.403リットル)本体の改良と、尿素を使わずにNOxを削減する「新DPR」の採用により平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させた。
今回、新型燃焼室の採用やEGRシステムの強化、燃料噴射圧力の高圧化などエンジン本体の改良でNOxを低減しポスト新長期規制に適合した。NOxの後処理には、小型トラック『デュトロ』や中型トラック『レンジャー』で実績のある尿素フリーの「新DPR」を採用した。尿素水タンクや関連デバイスが不要なため従来の新長期排出ガス規制適合車に対して重量や排出ガス後処理システム容積の増加を極小化、尿素水の補給などの手間も省いた。
また、「デラックス」グレードの客席シートにハイバックシートを標準装備した。「スーパーデラックス」「デラックス」の両グレードには補助席を標準装備とするなど、快適性の向上を図った。
販売目標は年間200台。46人乗りの型式SDG-RR7JJCAのデラックスが1407万円。