【ルノー ウインド 日本発表】日本人デザイナーが描いたエクステリア

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ルノーウインドのデザインスケッチ
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6日より発売が開始されたルノー『ウインド』は非常にデザインコンシャスなクルマである。エクステリアを日本人デザイナーが、インテリアをフランス人デザイナーが担当、「小型ながら“おもちゃ”っぽくならないデザイン」を目指したという。

マーケティング部商品計画グループのフレデリック・ブレンさんは、エクステリアデザインのキーワードはスポーティだという。「このデザインを担当したのは、Advanced Design部門の日本人デザイナー鈴木康裕氏。彼は『メガーヌトロフィ』も担当しました。その彼が難しいと感じたのは、小さいサイズのクルマで、どうやっておもちゃっぽくなくスポーティ感を表すかといことだったのです」と語る。

特に、「ショルダーの出し方、Aピラーからフロントライトを通ってエンブレムにつながるライン、サイドの三角形を描くライン(Aピラーからルーフを通り、リアコンビを経由してサイドウインドウ下からAピラーにつながるライン)などは一歩間違うとすぐおもちゃっぽくなってしまうのです」。しかし、それを感じさせないのは、ボリューム感やパネルの面積などのバランスが良くできていると思うからだとブレンさんは説明する。

他にもスポーティ感を出すために、「リアフェンダーのショルダーにふくらみを持たせ、また、スポイラーとテールランプの一体感を持たせた処理が、スポーツカーらしいデザインを実現しています」と話す。また、リアバンパー下にはディフューザー風な仕上げがされているほか、バックランプもF1のように中央に取り付けられているなど、スポーティさを醸し出すエキスがちりばめられている。

インテリアに関しては、「デザイナーは若いフランス人で、バイク好きなんです。毎日の通勤はバイクなので、その雰囲気がメーターフードにも表れています。空気の流れ、ヴェンチュリー効果の原理をベースに、メーターナセルの形状をデザインしているのです」という。そのメーターもスポーティ感を出すためにメッキのリングを付け、かつ運転席側に向けるなど、インテリアデザイナーのこだわりについて語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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